「学生は学割でJRや新幹線に安く乗れる」ということは知っていても、実際に使うとなると調べることが多いですね…
そこで、ここでは「学割での新幹線チケットの買い方」をわかりやすくご紹介します!
学割できっぷを購入し、旅行に行くまでの流れがわかります!
JR・新幹線で使える「学割」とは?
まず、JR・新幹線で使える「学割」について簡単に確認しておきましょう。
「学割(学生割引)」とは、JRが指定する学校の学生・生徒が、JRを利用する時に運賃が割引になるお得な制度です。
まず、最低限知っておきたいのは…
- 学割が利用できるのは片道101キロ以上の区間
- 割引になるのは「乗車券」の2割
- きっぷ購入には「学割証」が必要
そして、さらに詳しく確認したい方は、下記のページもご覧ください。

では、「学割でのチケットの買い方」についてご紹介します。
新幹線「学割」チケットの買い方【4STEP】
JR・新幹線「学割」のチケットは、以下のような流れで購入します。
まず、通っている学校で「学割証(学校学生生徒旅客運賃割引証)」を発行してもらう必要があります。
「学割証」を持ってJRの駅の窓口へ行きます。学割のきっぷ購入は駅の窓口が基本です。
「学割証」に必要事項を記入し提出します。
これで学生割引の効いたきっぷを購入することができます。
では、簡単にご紹介していきましょう。
【STEP1】学校で「学割証」を発行してもらう
まず、通っている学校で「学割証(学校学生生徒旅客運賃割引証)」を発行してもらう必要があります。
この「学割証」がないと学割でチケットを購入することはできません。
学割証の申請は、中学校・高校・大学の学生課や事務室の窓口。
または、大学ならキャンパス内に設置された自動証明書発行機で入手できます。
発行方法は学校によって異なります。
なお、「学割証」には年間発行枚数の上限が定められているので、帰省の回数が多い方などは注意しましょう。
【STEP2】JRの駅の窓口へ行く
学割のきっぷは、基本的に「みどりの窓口」など駅の窓口で購入します。
一部、指定席券売機でオペレーター対応で購入できる場合もありますが、対面で「学割証」を確認する必要があるため、有人窓口での購入が確実で簡単です。
なお、学割のチケットはネットでは購入できません。
【STEP3】必要事項を記入し窓口で提出
「学割証」に必要事項を記入し、窓口で提出します。
するとJRの係員の方が確認し、学生割引でのきっぷを発行してくれます。
【STEP4】きっぷを受け取り完了
これできっぷを受け取れば手続きは完了です。
そして、このきっぷ(乗車券+特急券)を持って改札を通り、指定席なら指定した列車・座席に乗ります。
以上が、学割のきっぷの買い方の簡単な流れです。
しかし、きっぷ購入前に、必ず確認しておきたいことがあるのでご紹介します!
学割きっぷ購入前に!必ずチェックしたいこと2つ!
ご紹介した通り、学割でのチケット購入は難しくありません。
「学割証」を持って「駅の窓口」へ行けば、基本的には問題なく購入できるでしょう。
しかし、その前に、以下の2つは必ず確認しておきましょう!
1.「学割」の料金を確認する
学割で安くなるとはいえ、新幹線のチケット料金は決して安くありません。
まずは、チケット購入前に、必ず料金を確認しておきましょう!
学割の料金計算は、下記ページの「料金シュミレーション」で簡単に計算することができます。

2.学割料金は本当に安いのか?チェック!
新幹線で学割を利用すると、乗車券が2割引きになりお得です!
しかし、学割よりも安いチケットがいくつか存在します。
例えば、えきねっと「トクだ値14」は、乗車券・特急券の両方が25~40%割引になるので、間違いなく学割より安いです。
そして、日帰りでの往復なら「日帰りツアー」の方が安いことが多いです。
また、新幹線で往復+宿泊する旅行なら、学割より「JR新幹線+ホテルパック」の方が安いことが多いです。
この2つとは必ず料金を比較してから、チケットを購入しましょう!
学割きっぷ購入の【注意点】
では、学割できっぷを購入する際には、いくつかの注意点があります。
きっぷ購入時の参考にしてください。
当日の購入は時間に注意!
学割のきっぷは当日でも購入することができます。
学割証は事前の準備が必要ですが、きっぷ自体は当日に購入しても割引は適用されます。
しかし、学割のきっぷは、基本的に駅の窓口で購入します。
この駅の窓口は並んでいいることが多いので、新幹線に乗る時間が決まっている場合、必ず時間に余裕を持って駅へ行きましょう!
事前の購入は有効期間に注意
学割のきっぷは事前に購入することもできます。
この際、注意したいのが乗車券の有効期間。
JRの乗車券には有効期間があるため、その期間を超えないよう注意しましょう。
参考:JR東海「乗車券の有効期間」
ネットでは購入できない!
繰り返しになりますが、学割のきっぷはネットでは購入できません。
「学割証」を有人窓口で提出する必要があるため、ネットではこの学割証の確認ができません。
学割きっぷの購入は駅の窓口が原則です。
本人以外が購入する時の注意点
学割のきっぷは、親など本人以外でも購入することができます。
ただし、「学割証」があることが前提で、学割証があれば代理での購入も可能です。
注意したいのは、友人の分のきっぷを購入する時。
学割証は1人1枚必要なので、例え同じ学校に行っていて、一緒に旅行に行く友人でも、学割証がなければ代理で購入することはできません。
学生証では購入できない
学割でチケットを購入する時に必要なのは「学割証」で、学生証ではありません。
学生証は購入時には必要ありませんが、学割を利用して新幹線に乗る時には持っていきましょう。
乗車駅・降車駅に注意
学割で安くなるのは乗車券なので、新幹線の前後に在来線を利用する時には、その乗車駅~降車駅まで購入した方がお得です。
例えば、千葉から奈良へ行くとき、利用する新幹線の区間は東京-京都でしょう。
しかし、この時、学割で申請するのは東京-京都ではなく「千葉-奈良」。
東京-京都では片道1,680円しか安くなりませんが、千葉-奈良で学割を使うと片道1,900円安くなります。
- 学割でのきっぷの買い方は、学割証を持って駅の窓口へ
- きっぷ購入前には料金をチェック!
- 注意点も確認が必要