えきねっと「トクだ値」は往復割引と併用不可！往復で安いチケットは？

年会費無料で東北・北海道・秋田・山形・上越・北陸新幹線の予約ができる「えきねっと」。
えきねっとには、区間・列車・座席数限定で新幹線に安く乗れる「トクだ値」というチケットがあります。

また、JRには往復同一区間の乗車券を同時に購入すると安くなる「往復割引」という制度があります。
利用できるのは片道601キロ以上の長距離区間。（往復割引は2026年3月に廃止）

この「トクだ値」と往復割引は同時に利用することはできません。
では、新幹線で往復するなら、どのチケットを利用すると安いのか？

ここでは、えきねっと「トクだ値」と往復で安いチケットについてご紹介します。

トクだ値と往復割引は併用できない！

「トクだ値」とは、特定の区間で新幹線の料金が安くなるチケット。
片道100キロ程度の区間から、片道601キロ以上の区間まで設定されています。
このチケットは、特急券と乗車券が一体で、新幹線は両方が5％～30％割引になります。
交通系ICカード等を使用し、チケットレスで乗車します。

これに対して、往復割引で安くなるのは乗車券の1割。
往復割引は乗車券のみ割引、トクだ値は特急券・乗車券がセットで割引。
この2つは性質が違うので、同時に利用することはできません。

往復割引は廃止が決定！

全国のJRで利用できる「往復割引」ですが、2026年3月に廃止が決定しています。
当然、それ以降は往復割引は利用できませんし、トクだ値と同時に利用することもできません。

2025年10月現在で、えきねっとでは「新幹線eチケット（往復割）」というチケットがあります。
この廃止は未定ですが、往復割引乗車券と条件は似ているので、廃止される可能性もあります。

では、この「新幹線eチケット（往復割）」が廃止された時、どのようなチケットで往復すると安いのか？
東北・北海道・秋田・山形・上越・北陸新幹線で安い往復方法を3つご紹介します！

1．「トクだ値」での往復が安い！

東北・北海道・秋田・山形・上越・北陸新幹線は「トクだ値」で往復すると安いです。

特に「トクだ値14」での往復が安い！

トクだ値には、14日前までに購入する「トクだ値14」と、前日までに購入する「トクだ値1」の2つがあります。
特に安いのは「トクだ値14」で、新幹線料金は25％～30％割引。

この「トクだ値14」が往復とも購入できれば、新幹線で格安に往復することができます。
しかし、このチケットの問題点は完売が早いこと。
発売直後でも完売していることもあります。
そして、往復分の購入はさらに簡単ではありません。

片道は「トクだ値1」を利用すると…

「トクだ値14」が片道しか購入できなかった場合、片道は「トクだ値1」を購入することになるでしょう。
しかし、「トクだ値1」の割引率は5％～10％。
「トクだ値14」ほど安くないので、「JR新幹線＋ホテルパック」など他の方法を利用した方が安いことが多いです。

2．往復＋宿泊するなら「新幹線ホテルパック」が安い！

往復新幹線＋ホテルを同時に予約できて安い新幹線ホテルパック。
片道でも「トクだ値14」が購入できない場合、トクだ値の往復より新幹線ホテルパックが安いです！

例えば、東京－仙台は、「トクだ値14」が片道7,610円、「トクだ値1」は9,790円の合計17,400円。
もし、1泊8,900円のホテルで泊まると、往復1泊で合計26,300円かかります。
ところが、これを「JR新幹線＋ホテルパック」で予約すると、1人23,000円。
ここから宿泊料金8,900円を引くと、片道料金は実質7,050円。
この料金は「トクだ値14」の片道料金より安いです！

この他に、JTB「新幹線・JR＋ホテル」もお得！

3．日帰りは「日帰りツアー」が安い！

新幹線で日帰り往復するなら、トクだ値より日帰りツアーが安いことが多いです！
特に東北・秋田・山形・上越・北陸新幹線で安いのは東武トップツアーズ「新幹線・JR日帰り」。

例えば、東京－仙台は「トクだ値14」で往復すると15,220円です。
これに対して、日帰りツアーなら1人12,100円～と安く、しかもクーポン付き。

このように、往復割引がなくても、それ以上に安い方法があります。
特に、日帰りツアー・トクだ値14・新幹線＋ホテルパックは安いです！

まとめ